ヒップホップダンススタジオのチラシを校正してみた

SNSの活用

一目で伝わるチラシに!見づらいダンススタジオのチラシを“わかりやすく”再設計してみた

最近、自宅のポストに入っていたとあるダンススタジオのチラシ。
色も写真もたっぷりでインパクトはあるものの、いざ読もうとすると「何のチラシ?」「どこに情報があるの?」と迷ってしまうような内容でした。

一見、派手で賑やかに見えるデザインでも、情報がうまく整理されていないと、せっかくの魅力も伝わらない——そんなことを改めて実感した出来事でした。

そこで今回は、**「伝わらないチラシを、伝わるチラシに」**をテーマに、実際のデザインをリデザインしてみました。
結果、ほんの少しの工夫で、驚くほどシンプルでわかりやすいチラシが完成しました。


なぜ「伝わらなかった」のか?

元のチラシには、以下のような問題点がありました。

  • 情報が多すぎて視線が散る:キャンペーン情報、スケジュール、料金、講師情報などが全て同じトーンで並んでおり、どこを見ればいいのか迷ってしまう。

  • デザインにメリハリがない:見出しと本文の差が小さく、パッと見で「要点」がつかみにくい。

  • フォントやレイアウトが煩雑:日本語と英語、縦と横の文字方向、フォントサイズや種類がバラバラで読みにくい。

  • 目を引くキャッチコピーがない:一言で内容を伝えるキャッチがないため、ぱっと見で印象に残らない。

つまり、**「伝えたいことはたくさんあるけれど、伝える順番が整理されていない」**という状態でした。

元のチラシデザイン


リデザインの方針:シンプルに、伝える順に、魅力的に

今回のチラシ作り直しでは、以下の3つを意識しました。

  1. ターゲット目線で必要な情報から見せる

    • 「誰向けのチラシか?」「今何がお得なのか?」を一目で伝える。

    • 最初に「入会金無料」や「体験レッスン」の案内を目立たせる。

  2. 要点ごとにブロック化する

    • キャンペーン情報、料金、スケジュール、アクセス、インストラクターなどを整理し、見出しと余白で区切る。

    • 情報の「見つけやすさ」を重視。

  3. フォントを統一し、見出しと本文のメリハリをつける

    • MSゴシックでシンプルに統一。

    • タイトルや見出しには強調(太字・大きめフォント)を使い、視線誘導を意識。

また、背景はあえてシンプルにし、目立たせたい情報だけに色をつけることで「静と動」のバランスも意識しました。

リデザインのチラシ


デザイン後の印象:たった数秒で「行きたくなる」

リデザインしたチラシでは、「5月末まで入会金無料!」という強いメリットがまず目に入ります。
その後、料金表や体験レッスン、スケジュール、アクセスなどがすぐに目に入るようになっており、全体を見渡すのにかかる時間はほんの数秒。

特に効果的だったのは、「体験料金」や「リトルキッズ」など、親子向けのニーズを最初に配置した点です。
地域の学生や親御さんをターゲットにしているなら、まさにそこが“入口”になるはず。

そして、講師陣が14名もいるという安心感や、駐車場完備という利便性もしっかりとアピール。
QRコードによるLINEやInstagramの導線も活かされ、スムーズなアクションへとつながっています。


まとめ:情報の「整理」でチラシはもっと伝わる

チラシや販促物というと、「目立たせたいからたくさん詰め込もう」と考えがちですが、
本当に大切なのは、「相手が理解しやすい順番で、必要なことを届けること」です。

今回の事例では、もともと魅力あるサービス内容を“正しく伝える”だけで、グッと印象が変わりました。
これはダンススタジオに限らず、どんな業種のチラシにも応用できる考え方です。

「うちのチラシ、なんだかピンとこない…」
そう感じたら、まずは情報の順番とレイアウトを見直すことから始めてみてはいかがでしょうか?


ご希望があれば、この内容をWordやブログ投稿用に整形したデータでもお渡しできますので、お気軽にどうぞ!

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